フカダベーカリー（長崎市館内町）

フカダベーカリー

創業78年目を迎えた、昔ながらのパン屋さん。

戦前では製麺店だったそうで、戦争で建物も崩れ、材料もまったくなく、廃業し疎外。ほとんど失ったものの土地だけは残り、どうにかしなくてはいけないと、立ち上がったのが、フカダベーカリーの1代目である直子さんの祖父でした。

戦後の物資はアメリカからだけで、米はないが小麦粉が大量にあったことと、土地の周辺では、歩きながらパンを探すアメリカ人がたくさんいた事から、パン屋を開業。

長崎では戦後初のパン屋で、未だに、ほとんどのパンが当時のままのレシピでつくられ、当時の味を味わえると、懐かしむお客さんが、後を絶ちません。生地はもちろん、パンの中身の具材やクリームなども、全て手作りで、丁寧に作られています。

見た目が可愛い、手のひらサイズの小ぶりのパンも、食べやすく喜ばれている商品で、女性や子供はもちろん、いろんなパンを食べたい方におすすめです。

甘いパンや、惣菜パン、食パンなど、パンも飲み物も種類が豊富で、リーズナブルなのも、人気の秘密。

とても、想いが詰まったパンを一度、時代を感じながら味わってみてください。

スタッフ　
深田直子さん

坂は多いですが、おもむきがあり、長崎の良さがある下町的な町。昔から住んでいる方が多いので、温かく親切な人がたくさんいます。